Martin Mulligan 梶田宏氏が新CEOに就任し、新たに会長に就任した。

英国サッチャム - 2023年6月28日: テスト&計測のイノベーター、PHABRIX は、Phillip Adams 最高経営責任者(CEO)が会社設立から18年で退任すると発表した。フィリップCEOの後任には、PHABRIX に約8年間在籍し、直近ではセールス&オペレーション担当SVPを務めていたMartin Mulligan が就任する。PHABRIX には、直近ではソニー・ヨーロッパでメディア・ソリューション部門の責任者を務めていた梶田宏氏が新会長として加わる。

アダムスのPHABRIX からの引退は、プロフェッショナルな放送業界で40年間大成功を収めてきたキャリアの最新の節目である。1986年にマンチェスター工科大学を卒業し、グラナダ・テレビジョンのスポンサーを得て電気・電子工学を学んだアダムスは、28歳で最初の会社、FPGA設計スキルを提供するComplete Logic Ltdを設立した。1992年、ロゴ・インサーターとチャンネル・ブランディング機器のメーカーであるOxtel Ltdの創業者兼取締役に就任。2001年に同社がMiranda Technologies社(現Grass Valley社)に売却されるまで、R&D部門の経営に携わり、2003年までヨーロッパ・テクノロジー・ディレクターを務めた。

短期間の休暇を経て、2005年にPHABRIX Ltd.を設立。技術的な業績で20以上の賞を受賞し、40人以上の従業員を擁するPHABRIX は、テスト&計測機器の世界的に有名なメーカーであり、そのソリューションは放送&メディアワークフローのトレンドに沿って進化し続けている。NAB2023や間もなく開催されるIBC2023での注目度の高さに象徴されるように、彼は今年も成功の真っ只中に同社を去る。

アダムスの後任は、マンチェスター大学(UMIST)で計算を専攻した後、放送技術業界で25年近く上級職を務めてきたMartin Mulligan 。最初の16年間は、2014年にスネル社(後にスネル・アドバンスト・メディア(SAM)に社名変更し、グラスバレーに買収された)を買収した制作技術革新企業クオンテルのグローバル・セールス・ディレクターを務めた。2015年以降は、PHABRIX のグローバル・マネージメント・オペレーションに不可欠な存在であり、SVP Sales & Operationsを務めている。マリガンの前職は、PHABRIXの営業チームの管理、購買部によるサプライチェーン管理から製品の組み立てとテスト、顧客サポート、採用や人材確保を含む人事要件に至る業務組織などであった。

PHABRIX 梶田は、ソニーに38年間在籍した後、ソニービジネスソリューションズ株式会社の執行役員および取締役を長年務め、大手放送局向けに画期的な4KやOB、IPの開発を指揮しました。梶田は、長年ソニービジネスソリューション株式会社の執行役員および取締役として、大手放送局向けに画期的な4K、OB、IPの開発を指揮した後、過去4年間はソニーのメディアソリューション部門の責任者として、メディア&エンタテインメント製品、ソリューション、サービスの世界的リーダーとしてのソニーヨーロッパの成功を築き上げました。

自身の引退と新たな人事について、Phillip Adams :「自分が設立し、長年かけて成長させてきた会社からの引退は、常に少しほろ苦い経験になるものですが、会社が世界的に確固たる地位を築いている今こそ、適切なタイミングだと感じています。レガシーワークフローから次世代ワークフローまで対応できる汎用性の高いソリューションにより、当社のテスト&計測ソリューションは、今や多くの放送局にとって不可欠なインフラとなっています。従って、この8年間、事業のあらゆる面に卓越したエネルギーと方向性をもたらしてきたMartin Mulligan 。また、梶田宏はメディア・テクノロジーにおける驚異的な経験を会長としての役割に生かしています。また、梶田宏は会長として、メディア・テクノロジーにおける驚異的な経験をもたらしてくれるでしょう。"事業のあらゆる分野で優れた労働力を擁するこの会社を、これ以上良い形で去ることはできません。